診療のご予約について
コロナ禍において完全予約制とさせていただいておりましたが、今後は以前のように予約優先制になります。
ただしお車の方は台数に限りがあるためできる限りご予約をお願いいたします。なお、完全予約制の際には診察時に必ずアシスタントがおりましたが、予約優先制の場合はアシスタントが補助に入れない(トリミング中)こともあります。その際は保定などで飼い主様のご協力をいただくこともありますので何卒よろしくお願いいたします。
これに伴いコロナ禍前のように診察室に飼い主様もお入りいただけるようになります。ワンちゃん、猫ちゃんを安心させてあげるためにも、お顔をみて声をかけたりしてあげてください。
臨時休診のお知らせ
誠に勝手ながら4月4日(火)は休診とさせていただきます。また、トリマーが4月25日(火)の夕方からお休みを頂きます。ご迷惑をおかけいたしますがご理解・ご協力のほどよろしくお願いいたします。
狂犬病予防接種がはじまります
4月1日より狂犬病予防接種が始まります。区役所からの用紙に必要事項をご記入のうえ、体調の良い日にお越しください。できるだけ午前中の接種がお勧めです。
杉並区にお住いの方は済票代行を無料で行っております。それ以外の地域の方は接種後にお渡しする狂犬病予防接種済証をお住いの区役所または保健センター等へご持参いただき、済票の交付を受けてください。

フィラリア予防のための事前検査について
フィラリア予防薬の投薬前には必ずフィラリア検査を受けてください。フィラリア検査は昨年の予防がしっかりできていたかどうか確認する検査です。血液中にフィラリア成虫が産出したミクロフィラリアが存在する状態でフィラリア予防薬を飲んでしまうと危険なため、ワンちゃんたちのリスクを減らすためにもお薬は必ず検査後の処方となりますのでご了承ください。
予防ができていると思っても知らないところでお薬を出してしまっていたり、お腹を下していてお薬の吸収ができていないということもあるかもしれません。時々この検査を省略する獣医師もいますがフィラリア予防薬は添付文書に検査が必要な旨が記載されている要指示薬品です。
フィラリア検査は適切な時期が決まっています。早すぎる検査は感染を見逃すことがありますので当院では4月中旬から予防を開始する5月20日までを検査期間として推奨しています。
ただもし遅れてしまっても6月中旬ごろまでなら間に合う可能性大ですので、どうかあきらめずに予防してあげてください。
当院でのフィラリア予防について
当院ではワンちゃんの体の負担を減らすためにお薬の投薬間隔を独自に設定しています。
毎年この時期にワンちゃんの飼い主様へ発送するお知らせは、継続してお越しいただいている方には既にご説明済みのため簡素化していますが、こちらで初めてフィラリア検査&予防をご希望の方には少し詳しく説明した資料を添付しています。
ご継続の方で改めて確認してみたい方も、まだ当院にいらしたことがない方も、詳しくお知りになりたい方はこちらからダウンロードできますのでご覧ください(PDFファイルが開きます)。
この機会にぜひ1年に1度の健康診断を!
当院では毎年フィラリア検査のために採血した血液を用い、健康診断のための血液検査をキャンペーン価格で実施しています。ワンちゃんの1年は人間の4~5年に相当します。遅くても5歳を過ぎたら1年に1回の健康診断をしてあげましょう。
フィラリア検査と同時に健康診断のための血液検査をご希望の場合、必ず朝ごはん抜きでお越しください(お水は通常とおり飲ませてあげて大丈夫です)。私たち人間が行う血液検査と同じような項目を測定します。血液は食べ物の影響を受けるため、正しく検査結果がでないどころか、病気ではないのに病気扱いされてしまうこともあるので、せっかく検査を受けるなら朝ごはん抜きを守ってお受け頂くことをお勧めします。
マイクロチップと飼い犬登録、鑑札について
令和4年6月から動物愛護管理法改正にともなうマイクロチップ登録制度が開始されました。既に飼育中のワンちゃん、猫ちゃんについては飼い主さんの努力義務ですが、ペットショップやブリーダー等から迎え入れるワンちゃん、猫ちゃんには必ずマイクロチップが装着されています。
マイクロチップを装着している動物を迎え入れた場合、飼い主さんが環境省へマイクロチップ識別番号と飼い主情報の登録(あるいは変更届)をしていると思いますが、この登録をもって飼い犬の登録となり鑑札の発行はなくなりました。
したがってこれまで当院で行ってきた飼い犬の登録代行や飼い主さま情報の変更届(住所、氏名)については、マイクロチップを装着していない方(令和4年6月より前から飼育している方、第一種動物取扱業者以外から譲り受けた動物)のみ対応いたします。
交付してもらった済票は?
鑑札を犬に着ける必要はなくなりましたが狂犬病予防接種後の済票の交付手続きは必要です。これまで杉並区では鑑札の裏に済票を貼っていました。鑑札のある方はそのままご利用いただけるのですが、鑑札のない方は?という疑問が生じます。
厚労省のサイトの説明も古いままです。
狂犬病予防接種は国の法律で定められており、接種したことがすぐにわかるよう常時首輪等に鑑札と済票をつけておく必要があります。以前の杉並区の済票はタグ(札)のタイプでぶら下げることも可能でしたが、現在はシールなので鑑札の裏に貼るようになっていました。
マイクロチップ装着をしていて鑑札がない方は、済票を名札や首輪のはがれにくい場所などに貼るか、飼い主さんがお財布などに入れてなくさないよう持ち歩くしかないようです。今後はこのあたりも変わっていくかもしれませんね(マイクロチップ登録サイトのマイページやアプリですぐに掲示できるとか)。
ちなみに外から見ただけではマイクロチップを装着しているかどうかわからないので、装着している旨のタグ(印)となるキーホルダーなどもあると良いかもしれません。
既にお家でワンちゃんを飼っている一般の飼い主様のマイクロチップ装着は努力義務ですが、装着した場合に登録は義務(必須)となり、また登録済みのワンちゃんを譲り受けた場合などは飼い主情報の変更手続きが必要となりますのでご注意ください。
犬猫が迷子になったら…
迷子の犬猫を保護した場合、動物病院ではマイクロチップの読み取りとこれまでの民間登録団体での識別番号照会しかできなくなってしまい、民間登録団体に登録がなければなんと電話連絡で指定登録機関(日本獣医師会)に識別番号を伝えるというアナログな作業をするそうです。指定登録機関では環境省のデータベース検索を行うことが可能です。
迷子動物がもし動物愛護センターや保健所に持ち込まれた場合は、その場で環境省のデータベース検索ができるそうです。環境省のデータベースに登録がなければ民間登録団体での登録状況を確認するとのこと。
※参考:所有者不明の犬猫の返還図 [PDF:120KB]
環境省_犬と猫のマイクロチップ情報登録に関するQ&A [動物の愛護と適切な管理] (env.go.jp)
最終的には見つかった飼い主さんへ電話連絡がいくようですが、近年は知らない番号からの電話は出ない方もいますね…。
代表番号は登録しておくのが良さそうです。
マイクロチップは定期的に読み取りを
これまでなんどかお伝えしていますが、マイクロチップは破損することがあります。せっかく装着していても万が一という時に読み取れなければ意味がありません。健康で元気なワンちゃんこそ病院に来る機会も少ないので、春の予防シーズンにご来院の際にはぜひ読み取り確認をしてあげてください。当院にもリーダーがありますので読み取りご希望の方はお声がけください。