狂犬病予防接種(2021)
ワンちゃんたちはもうすぐ狂犬病予防接種のシーズンです。自治体から問診票や領収書などが同封された案内書が送られてきますのでなくさないようにしましょう。
いつ接種するの?
1歳以上のワンちゃんは、4月~6月末までに接種するのが一般的です。3月でも中旬くらいになれば本年度分として扱われます。
1歳未満のワンちゃんは、生後91日を過ぎたら30日以内に接種義務がありますが、通常その頃には混合ワクチンの追加接種中なので、混合ワクチンの最終接種が終わって1ヶ月後に狂犬病予防接種をすると良いでしょう。
たとえ子犬時の接種が1月でも2月でも、4月には次年度分として接種する必要があります。
接種期間として自治体からの案内書には4月のとある2週間が記載されていて、その期間にしか接種できないと思ってしまう飼い主さんがいらっしゃるようですが、それは集団接種を受ける場合の期間なので、その期間以外も年間を通していつでも接種することができます。
現在、杉並区や世田谷区では集団接種はおこなわれていませんが、案内書に記載された期間は、獣医師会に所属する動物病院においてその場で済票が交付される期間となります(後述)。
どこで接種するの?
集団接種が行われていない地域では、それぞれのかかりつけ医などで接種できます。
また、案内書に記載されている動物病院一覧になくても、さらにはお住いの地域でなくても、全国どこの動物病院でも接種自体は可能です。
接種したあとはどうするの?
狂犬病予防接種を受けたら、動物病院から発行される予防接種証明書を自治体に提出して狂犬病予防接種済票をもらいます。この済票は1年ごとに更新することになります。
案内書に記載されている4月の2週間の期間に、一覧に掲載されている獣医師会所続の動物病院で接種すると、接種後その場で済票をもらうことができます。
一覧に掲載されていない動物病院では、飼い主さんご自身が保健センターや区役所などに行って済票をもらうことになります。
当院も一覧にない動物病院のひとつですが、1週間ごとにまとめて済票を受け取りに行く代行を無料で行っています(杉並区の方限定)。
まだ緊急事態宣言下にありますので、狂犬病予防接種は急がなくても大丈夫です。
この2週間ほどは気圧の変化が激しく気象病かなと思うような微妙な症状の子たちがたくさんいました。予防接種を受けるときには体調の良い日を選びましょう。
はやく安定した季節になるといいのにな~と、春が待ち遠しいこの頃です。