臨時休診および診療時間変更のお知らせ
4月14日(木)休診
4月15日(金)16時より診療
※外部にて手伝いのため13日よりLINE・お電話等対応できません。
4月23日(土)法事のため休診予定(午後については未定)
※すでにご予約いただいているトリミングは予定通り
4月26日(火)午後休診
大変ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解・ご協力のほどよろしくお願いいたします。
狂犬病予防接種について
狂犬病予防接種をご希望の方は、自治体から送付された黄色い用紙に必要事項をご記入のうえご持参ください。できるだけ体調の良い午前中に接種することをおすすめします。
過去に副反応が生じた方、高齢犬で衰弱しているなど接種を見合わせる場合には猶予証明を発行いたしますのでお申し出ください。その際にも黄色い用紙は必要です。
当院では受付で済票をお渡しできませんので、みなさまの済票を代理で受け取りに行く済票代行を行っております。ご希望の方は交付時に必要な済票代550円を現金でご用意ください。
フィラリア予防のための血液検査について
フィラリア予防のお薬にはミクロフィラリアと呼ばれる血液中を泳ぐ子虫に対する殺傷能力があるものもあります。もし血液中で子虫が死滅すると細い血管で詰まったりして問題を起こします。
したがってフィラリア予防の前には必ず血液中の子虫の有無を確認する必要があります。予防薬をきちんと投薬しているつもりでも知らないところで吐き出していたり、たまたま飲ませた日に嘔吐や下痢をして吸収が悪かったりなど、予防が不十分だった可能性を排除することはできません。
血液中に子虫がいることを知らずにお薬を飲ませてしまい、大切なワンちゃんがショック死したりすることのないよう、当院の飼い主様にはシーズン最初の投薬前に必ず少量の血液を採血して事前検査を推奨しています。
ただし事前検査は正しい時期に行わないと意味がありません。
蚊から体内に入ったフィラリア幼虫が心臓に到達し、成虫になるのは感染から約5か月後、そこからさらに子虫が産出されるのは8カ月後です。
フィラリア検査には心臓にいる成虫を検出する成虫抗原検査と、血液中のミクロフィラリア(感染した時の幼虫ではありません)を検出する顕微鏡検査があります。
フィラリア感染後に最短で感染を知ることができるのは、心臓に寄生した成虫を検出する成虫抗原検査ですが、昨年11月末に最後の感染を受けたとしてその幼虫が成虫になるのは今年の4月末ごろということになるので、それより早い時期に検査をしても見落としてしまう可能性があります。
いっぽうで、お薬の投薬にあたっては血液中にミクロフィラリアがいないことを確かめる必要があるので、時期を問わずミクロフィラリアの検査も必ず行います。ミクロフィラリアは日内変動があり夜間に末梢血液中に出現する傾向があるので、本来は夕方の採血のほうが望ましいとされています。
ですが予防接種や健診などがあると午前中に採血することになるため、血液をそのまま顕微鏡で観察するのではなく、細い管で遠心分離をして鏡検する集虫法を用いることで見逃しを防ぎます。
なお、当院においてお薬の投薬は5月20日ごろから開始していただいています。検査は急がなくても大丈夫ですので成虫が検出できる4月後半以降、お薬の投薬が始まる5月20日までにフィラリア検査を受けていただければと思います。