杉並区宮前にある動物病院|〒168-0081 東京都杉並区宮前1-4-6 | TEL:03-5941-7712

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ご来院いただく皆様へ

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モノカどうぶつ病院からのお願いです


先日お知らせいたしました通り、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、当面のあいだ待合室でお待ちいただけるのはマスクを装着した飼い主さまお一人のみとさせて頂いております。

多くの方々には快くご協力いただき大変感謝しております。

しかしながら、お子様を含むご家族全員でお越しになったり、お一人でもお留守番できそうな年齢のお子様を一緒にお連れになる方が散見されます。

私たちスタッフもいつどこで新型コロナウイルスに感染するかわからないですし、無症状で気が付かなければ絶対に皆様に感染させない保証はありません。

消毒や換気作業、空気清浄機の常時運転などを行っていても、近距離では通常の会話程度でも感染するという情報もあり、狭い待合室ですので大切なお子様に感染させてしまうリスクは取り除きたいと思っております。

大変心苦しいお願いですが、大切なお子様を守るためにも、ご自宅で待機できる方がいらっしゃる場合はご家族の代表者さまのみご来院いただくか、お車でご来院の方は代表者さま以外はお車でお待ちいただくなど、どうかご協力をお願いいたします。

待合室では左奥の椅子をお使いいただき、受付と距離をとってやりとりさせていただいております。こちらも同時にご協力をお願いいたします。


できればお読みください・・・


お買い物などの際も、どうかお子様はできる限りご自宅でお留守番ができるよう工夫をされることをお勧めいたします。スーパーなどに出かけるのはお家の代表者さまだけにとどめていただくことも、ご自宅にウイルスを持ち込むリスクを下げられます。

ウイルスは単体で長く生息することはできませんし、「自力」で増えたり動いたり飛んだりしません。ウイルスが増殖するためには人や動物の細胞の中のDNAやRNA、たんぱく質などを借りる必要があります。つまり人や動物という媒体がなければ必ず滅びていきます。

ウイルスを運ぶのは人間や動物、そしてモノです。でもモノの上でウイルスは増殖できませんので一定時間たてば死滅することが多いです。つまりウイルスを運ぶのも増やすのも、その多くは人や動物です。

ちなみに麻疹や水ぼうそうのウイルスや結核菌はコロナウイルスよりもっと小さく空気感染を起こします。飛沫感染する病原体は唾液などとともに床に落ちれば乾燥してほぼ失活し、その後も浮かび上がることはないですが、空気感染する病原体は床に落ちた唾液やくしゃみの水分が蒸発するときに乾燥しても病原性をもちつづけ、さらに軽いので一緒に空気中に浮かんでしまいます。

空気感染は同じ空間にいれば病原体を含む空気を吸ったたくさんの人に感染しますし、感染者がいなくなった後のその空間にも感染のリスクがありとてもやっかいです。

新型コロナウイルスは接触感染と飛沫感染が感染経路で今のところ空気感染はないと言われていますので、とにかく咳や唾液が飛ばない&触れないところにいる、距離を置くことが大切です。

今のところはスーパーなども行けるのですが、たくさんの人が押し寄せると人との距離が取れなくなってしまいますし、空気の循環が悪くなれば飛沫が床に落ちる時間や乾燥する時間が長くなってしまいます。だから混みあっているスーパーや行列にお子様や高齢者、持病もちの方が行くのはとても危険です。

外出を自粛する目的は自分やご家族が感染しないためだけではなく、ウイルスを運ぶことと増やすことを断つためです。ウイルスが今の感染者の体内に留まりその人の免疫力で抑え込むか、あるいは残念ながら亡くなってしまうか、でも次の人に感染させなければ、ウイルスが増殖するために借りる材料がなくなるので絶対に収束します。

野生動物も感染する伝染病の撲滅はほぼ不可能ですが、現代では野生動物と密接にかかわることは少ないため、これまでもそういった感染症はたくさん共存しています。

そして致死率が異常に高い伝染病は宿主を早期に殺してしまうため広がりにくいと言われています(次に感染させる前に宿主が死んでしまう)。新型コロナウイルスは重症化するものの多くは不顕性感染だから拡大してしまうという難しさがあるといいます。しかも重症化した時の医療体制が整っておらず救えない命がでてきてしまうことが問題だと思います。

重症化する人を減らすには全体の感染率を減らさないといけないので、医療体制が追い付くまではこれ以上感染者を増やさないよう、そしてせめて新型コロナウイルスがインフルエンザくらいの脅威レベルになるように、今は人との接触を極力控えたほうが良いと思います。

お仕事で出勤しなければならない方もいますし、医療関係者の方々もいらっしゃると思います。絶対に休めない、感染するわけにはいかない、そういった方々が最低限の安全を確保して出勤できるよう、自宅にいられる方は自宅にいることが最大の協力になると思います。

自宅にいればマスクの需要も減り、そうしたら医療従事者の方々にマスクがもっといきわたります。直接的な寄付ができなくても間接的に寄付したことになると思います。自分だけがやっても無意味と思わず、まずは自分からと思ってやってみることが今はとっても大事だと思います。

できるわけがないことをやってみる、できないと決めつけずやってみる、色々な人にそれが試されているように思います。

そしてお留守番やお手伝いなど、子供たちは大人が思うよりもたくましいです。成長できる良い機会であり、絆を深める良い機会だと思えば色々頑張れるのではないでしょうか。

私も日々変わる状況に不安になったり、もういいや!とヤケクソになりそうな時もありますが、きっと戦時の日本よりは恵まれているはずですから、その頃の方々に恥じないように頑張りたいです。

モノカ記事下ダブルレクタングル

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