ワクチン接種歴は子犬の時のみ
7歳の女の子のプードルちゃん、
混合ワクチン接種は子犬の時にやったきりとのことで、
今回、ワクチチェックで検査をご希望されました。
最上段のスポットが陽性コントロールです。
この色と同じか濃ければ抗体陽性です。
数値としての抗体価や抗体量を測れるものではありませんので、結果が微妙な場合や陰性の場合で正確に評価したい!という方は、従来の方法で検査することもできます(ただし費用がかなりかかります)。
結果はご覧の通り、なんと足かけ7年、ワクチン歴がなかったわけですが、アデノ、パルボ、ジステンパー全てで陽性でした。
次回は1年後のチェックをお薦めしました。
予測していたものの…
私はひょっとしたら…とこの結果を予測していましたが、実際に目にするとやはり驚きを隠せません。
今まで毎年毎年信じてやっていたことは何だったのだろうかというショックもあります。
もちろん、この結果には個体差があり、
長く抗体が残っている子もいれば早く消えてしまう子もいるので、
個々のワンちゃんについてはそれぞれ検査が必要です。
過去に海外の調査では7年くらい抗体陽性だった例もあると何かで読んだ記憶があるのですが、
この子の場合はもしかするとそれ以上維持されるかもしれず、
来年の検査結果が非常に興味深いところです。
犬用ワクチチェックについての詳しい記事はこちら