杉並区宮前にある動物病院|〒168-0081 東京都杉並区宮前1-4-6 | TEL:03-5941-7712

お知らせ

2月のお知らせ

投稿日:2020年2月2日 更新日:


臨時休診のお知らせ


誠に勝手ながら、2月25日(火)を臨時休診とさせていただき、これに伴い2月23日(日)~2月26日(水)は休診となりますのお知らせいたします。

ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解・ご協力のほどよろしくお願いいたします。




ちょっとウイルスのお話・・・


新型コロナウイルスのニュースで不安な方も多いと思いますが、いわゆるウイルス性疾患なので、ノロウイルスやインフルエンザウイルスの時と同じように、手洗いやうがいなどで予防します。

風邪(感冒)とは呼吸器のなかでも上のほうである鼻やのどなどの炎症(上気道炎)を起こす疾患で、80~90%はウイルスが原因、残りは細菌やマイコプラズマ、クラミジアなどが原因となります。

ウイルス感染(つまり風邪のほとんど)では鼻水、鼻詰まり、くしゃみなど鼻の症状、咳、咽頭痛が一度にみられ多くは自然治癒します。

鼻水、咳、咽頭痛のいずれかの症状が強く見られる場合には、急性副鼻腔炎、急性気管支炎、急性咽頭炎などとピンポイントな名前で呼ばれるそうです。

細菌やマイコプラズマなどが原因の場合は抗生物質が効きますので、症状からその疑いがあれば菌の種類を同定したり薬剤感受性試験をして抗生物質の種類を決めたりします。

ウイルスに効く薬はないため、細菌感染の疑いがなければいわゆる感冒として診断され、ウイルスの同定もしないので、どんなウイルスが原因だったのかわからないまま一定の期間たてば治癒してしまうことがほとんどです。

ウイルス性疾患に細菌感染がかかわって症状を重くしていることもあり、そういった場合には感冒でも抗生物質を使用するケースもあると思います。

コロナウイルスはもともとこういった風邪ウイルスのひとつです。これまでも、普段は軽くてすむのに持病があったりウイルスが変異することで症状が重くなるということは起きてきました。

新型コロナウイルスは今までの風邪とは違って重い症状が出る(人がいる)こと、その割合が普通の風邪ウイルスより多そうだということ、さらには新しい遺伝子型ということで人々の恐怖をあおっています。

ただの風邪ウイルスもかなりの感染力があると思いますし、こじらせて亡くなるケースもありますが、多くは症状が軽いので気にしない。症状が重くなるものでも感染力が低ければそれほど怖がる人はいません。

それが、症状も重いのに感染力がまだ正確にわかっていないから怖がってしまう。でも怖がっていいと思います。できるだけ怖がりましょう、でも冷静に対処しましょうということが大切なのだと思います。

ところで、インフルエンザは感染力が強く症状も重いことから、学校保健安全法という法律により出席停止期間が決められているため、インフルエンザが疑われる場合には検査をして診断することになっています。

通常、普通の風邪ではウイルス診断はしませんが、インフルエンザだろうが風邪ウイルスだろうが、新型コロナであってもウイルス性疾患に罹患してしまった時には支持療法しかありません。

軽い場合はしっかり栄養をとって休息をとり(療養する)、家族にうつさないようにできるだけ接触は避けましょう。

普段、食事の仕度をしなければならない立場の方も、作った食事が感染源となることもあるので、風邪の時にはぜひ免除してもらってください。そうしないと家族全員罹患してしまい、看病する人がいなくなってしまうかもしれません。

インフルエンザのように症状が重い場合には、まずかかりつけ医などの医療機関に連絡を入れ、来院時間や受診方法を問い合わせてから病院に行くようにしましょう。

病院には幼児やお年寄り、持病のある方が多く来院しています。

私が子供の頃に通っていた近所のお医者さんでは、インフルエンザやおたふくなどの伝染性疾患が疑われる時には、すぐに隔離室に通されるか、時間をずらして来院するように指示された記憶があります。

風邪の時に無理をして仕事や学校に行かないようにすることも、自分自身の回復のためにはもちろんですが、周囲の人への感染拡大を防ぐために大切です。

さて、新型コロナウイルスで品薄になりつつあるマスクについて。

花粉症などでは花粉の吸引を防ぐ効果もあると思いますが、感冒に対してマスクは飛沫を防ぐためのものです。つまり、自分のツバを他人に吹きかけてしまわないためのエチケットの役割をしてくれるアイテムです。

一説には、くしゃみは時速320kmくらいで3m先まで、咳は時速220kmで2m先まで飛ぶのだとか。新幹線に相当する速さでしかもインフルエンザでは、そのくしゃみの中に200万個、咳には10万個ほどのウイルスを含んでいるとのことですから、インフルエンザに限らず風邪のときにはきちんとマスクをしたほうがよさそうですね。

マスクがないときはティッシュやハンカチ、二の腕で口や鼻を覆うと良いそうです。マフラーなども役に立ちそうです。

ところで花粉症では眼にも症状がでます。眼の粘膜に花粉がつくことで炎症が起きているということですから、当然もっと小さな粒子であるウイルスも眼の粘膜につくはずで、風邪の予防としてはゴーグルが必要なのかもしれません。

ちなみに洗浄剤や水道水による眼の洗浄は、病原体と戦う成分を含む大切な涙の成分を洗い流してしまったり、眼の健康(恒常性)を破壊してしまうため勧められていません。ゴミなど異物が入ったりどうしても洗浄したい場合には、清潔な人工涙液などで洗うほうが良いと思います。

最後に、感染性疾患の時には安易に解熱剤を利用しないほうが良いそうです。高熱はつらいですが、発熱は体が病原体と戦っている証拠です。

特にインフルエンザでは安易に解熱剤を使うと、体がウイルスと戦う力が弱くなり脳炎のリスクが上がるといわれています。

解熱剤を使う場合には安全性の高い種類の解熱剤を使うことや、麻黄湯や葛根湯などの漢方薬が勧められたりしているため、必ずお医者さんの指示を仰ぎましょう。

普段からバランスのよい食事と十分な休息をとって、体の中からも予防できるようにしたいですね!

モノカ記事下ダブルレクタングル

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