臨時休診と振替診療日があります
8月~9月は臨時休診とそれにともなう振替診療のため、休診日と診療日が変則的になります。
大変お手数ですが診療カレンダーで詳細をご確認ください。
ご予約に際してのご注意
水曜日と日曜日の通常定休日が振替診療日となる場合、システムの都合上ネット予約がご利用いただけません。
大変申し訳ありませんが、振替診療日に診察およびトリミングをご希望の方は、お電話またはLINE、メール等で直接お問い合わせください。
暑い日が続いていますね。そしてゲリラ豪雨や線状降水帯による危険な雨が全国でみられています。
高温多湿のこの季節は皮膚炎になりやすくなったり、動物は汗をかけないため体温が上昇しやすく、人より熱中症のリスクが高くなり注意が必要です。
いっぽうで、人では自律神経系の乱れにより動悸、過度の緊張、不安感、不眠、偏頭痛、耳鳴り、胃腸症状、腰痛などさまざまな症状がみられたり、喘息などアレルギー症状やうつ症状が悪化することが知られています。
自律神経はストレスの影響をうけますが、ストレスとは精神的なものだけではなく、体に大きな負担がかかる手術、気圧の変化、寒暖差なども生体にとってはストレスとなり、これらは全て自律神経が乱れる原因となります。
そしてこの中で低気圧が通過するときなど、気圧の変化により自律神経が乱れてさまざまな症状が現れることを、気象病とか気圧病と呼んで近年注目されています。
気象病の症状は人それぞれですが自覚症状によるものが多く、例えば耳鳴り、頭痛など本人が訴えない限りお医者さんも含め周りの人にはわかってもらえないものが少なくありません。
そしてこういった気象病は、実は動物でもあると考えられています。
動物の場合、耳鳴りや偏頭痛の確定診断はできませんが、怒りっぽくなったり急に何かを怖がったり、じっとして動かない、吐き気が出る、食欲がイマイチ…だけどそれがずっと続くわけではなく翌日にはケロっとしていたりなど、なんだろうな?という症状は実は気象病が原因かもしれません。
また、普段から時々こういった症状がみられる子は、人で言う自律神経失調症のような病気を抱えているかもしれず、気圧の変化がなくてもつらい症状を感じているかもしれません。
嘔吐などは原因問わず、繰り返せば胃炎や食道炎、膵炎などを引き起こしてしまうリスクになり、慢性化したり不調が長引く原因になったりしてしまいます。
ではどのように対策したら良いのか?
気圧の変化は人間がどうすることもできない自然現象ですが、お天気予報などである程度予測できるようになり、例えば腰痛持ちの方の場合、今日は重たいものを持つのをやめておこうとか、腰などに負担がかかるお掃除などの家事はほどほどにしておこうとか、予防線を張ることは無駄ではありません。
動物の場合も、若くて健康な子は寒暖差や気圧の変化などによる体調不良は感じにくいですが、虚弱体質の子(普段から下痢をしやすい、吐きやすいなど)、高齢の子、短頭種やチワワなど脳に先天性の異常がある子、外耳炎を患っている子などは、気圧による体調悪化のリスクがあります。
お天気が怪しい日にはお散歩やお友達と遊ぶのを避けたり、トリミングなど体に負担がかかりそうな行為は別の日にしたり、食餌をちょっと控えめにする、食べ慣れないものは与えないようにするなど、いつもより少し安静を心がけておくと、大事に至らずやりすごすことができるかもしれません。