お手伝いですが
先日、コツメカワウソちゃんが来院しました。某テーマパークにいる若い男の子で大学時代の先輩の患者さんです。
立地的な問題があり、今回たまたま先輩から依頼を受けて当院で診察&検査をすることになったので、私はアシスタントとしてお手伝いをさせてもらいました。
巷で噂のコツメカワウソですが、間近で見るのははじめてです! キャリーに添えた手が可愛い…。
スタッフは積極的に覗いていましたが私は恐る恐るでした。むこうも怖がったりしちゃうかな?とか噛まれたりするのかな、とか。でも意外とフレンドリーでした♥ (後から先輩が言っていましたが、もちろん噛むこともあるそうです!)
これはアクビだそうです。生アクビみたいに何度もしていました。怒ってるのかと思った(^^;) 車でちょっと酔っちゃうこともあるそうなので、ひょっとしたら少し胸やけしていたかな?
飼育されているとはいえ野生動物ですので、犬猫のように普通に診察させてくれるはずもなく…。麻酔下での検査でした。
検査のために麻酔するなんてと拒絶反応を示す方もいますが、どうしても必要な検査の場合、触れないからとか動かないようにすることだけが目的ではなく、犬猫でも精神的に極度の苦痛を感じてしまう性格の子には、麻酔をかけて寝ている間に検査してあげたほうが負担が少ないこともあります。
検査のあとは驚くほど早い覚醒で、無事に帰っていきました。長生きしてね。
私はエキゾチックアニマルの診察をしてこなかったので、色々な動物種を診れる先生はすごいな~と思います。でもそれは本人の努力の賜物なので、私は努力が足りないということに他ならないのですが(T T)
いつも、素人に近い自分がチャレンジするよりエキスパートの先生に診てもらったほうが動物のためになるからと言い訳しながら、ついついそういった先生方にお願いしてきてしまいました。
そんな中、今回は普段ではできない経験をさせていただき、とても勉強になりました。