春の予防関連のお知らせ
2月の異常な夏日から一転、寒の戻りで寒い日が続いていましたが、徐々に暖かくなりそうな予感です。今年もあっという間にワンちゃんたちの予防シーズンがやってまいります。
お知らせの方法が変わります
当院ではノミ・マダニ予防(通年または3月から)、狂犬病予防接種(4月から)、フィラリア予防(5月から)を忘れずに実施していただくため、毎年3月中旬ごろにワンちゃんの飼い主様へ春のお知らせを郵送させていただいていました。
今年からは郵送作業などの簡素化および経費削減のため、誠に勝手ながら当ホームページと、公式LINEやメールをご登録いただいている方にはLINEのトーク画面やメールで、お知らせの資料をお送りさせていだたくことにいたしました。
継続の方と新規の方向けの資料がありますので、それぞれ適宜ご覧いただければと思います。
継続の方でも「ノミ・マダニやフィラリアってなんだっけ??」という方は、新規の方向けの資料をご一読いただければと思います。
なお、メールもLINEもご登録いただいていない方のみ、継続・新規かかわらずお知らせを郵送いたしますので到着までお待ちください。
ノミ・マダニ予防は3月から(通年予防がオススメです)
お外に出るワンちゃん、猫ちゃんで、ノミ・マダニの通年予防をしていらっしゃらない方は、3月中旬ごろからノミ・マダニ予防を開始しましょう。
ノミは寄生虫やリケッチアなどを媒介して人や別途に感染症を伝播します。代表的なものはサナダ虫(寄生虫)や猫ひっかき病(リケッチア)などです。また、ノミアレルギー性皮膚炎が問題になることもあります。
マダニも寄生虫、ウイルス、リケッチアなどを媒介し、人獣共通感染症が問題になる病原体が多いです。
ペットでは、ワンちゃんのバベシア症も本来は人獣共通感染症です(人に対する病原性は弱いので感染しても自然回復するといわれています)。
マダニの生息地が主に暖かい地域に多いため、マダニ媒介感染症の問題は主に西日本でのことでした。したがって関東の獣医師は、飼い主さんに対して「西日本に旅行に行く時は必ずマダニ予防してね」とお伝えするだけで済んだのですが、近年は温暖化や旅行・イベント等によるペットの移動の問題で、東日本での発生も報告されるようになってきましたので注視するようにしています。
また、数年前からSFTS(重症熱性血小板減少症候群)も、マダニが媒介するウイルス感染症として話題にのぼることが多くなり注意喚起されています。
SFTSは発症すると致死率10~30%ともいわれ、特にお年寄りなどは注意が必要です。国内での死亡例も報告されており、2025年5月には動物病院で診察した猫からの感染し、高齢の獣医師が亡くなるという事例もありました。
- 潜伏期間は6日~2週間程度
- 症状は発熱、消化器症状(腹痛、嘔吐、下痢)がメインで、倦怠感、リンパ節腫脹がみられることも。
- 発症すると致死率30%ともいわれる。
- 動物も人と同じような症状がみられるが、季節性の胃腸炎などと症状が類似しているため、SFTSを早期に疑うことができるかどうかが問題。
- 検査施設が限られており診断までに時間がかかる。
- 人がマダニに噛まれて感染する以外には、感染した犬や猫、野生動物からうつることもある。
- ウイルスによる感染症なので有効な治療法がない。
公園などで猫をみつけて手をだした際に、威嚇により猫パンチされたり噛まれたりすることも危険です。保護活動をしている方やシニア層は特にお気を付けください。
SFTSの症状や感染経路等について、詳しくは厚生労働省のSFTSに関するQ&Aをお読みください。
マダニには季節性がないため、草木や茂みのある公園などへお散歩される場合や、ペット同伴で登山やキャンプなどへ出かける方は、ご自宅にマダニを持ち込まないよう通年予防をお勧めします。
なお、マダニ(ticks)はダニ目のなかでもニキビダニや疥癬、イエダニやコナヒョウヒダニのような小さなダニ(mites)とは種が違うため、予防法も駆除薬も異なります。
狂犬病予防接種は4月1日から

狂犬病予防接種は、自治体から届くお知らせには接種可能な動物病院一覧と2週間ほどの接種期間が記載されていることもありますが、全国どこの動物病院でも接種できます。
また、接種は1年中いつでも可能ですが、新年度内(4月~翌3月末)の4月1日~6月末に必ず1回接種するよう定められています。したがって例えば2月に1回接種したとしてもそれは前年度扱いなので、改めて4月~6月に1回接種する必要があります。
なお、区役所へ確認したところ、3月2日以降であれば令和8年度分として取り扱ってくれるとのことですから、込み合う時期が苦手なワンちゃんは早めに接種してもかまいません。
年齢や持病により狂犬病予防接種を見送りたい方は、猶予する旨の証明書を発行しますのでお申し出ください。その際も自治体からの要旨をご持参ください。なお、証明書発行には発行手数料を頂戴いたします。
フィラリア検査の適期内であれば、狂犬病予防接種とフィラリア検査は同日に実施できます。
フィラリア予防は焦らずに
フィラリア検査はフィラリア予防薬を安全に飲んでもらうため、昨年の予防がきちんと成功し、心臓や血液中にフィラリア成虫や子虫(ミクロフィラリア)がいないことを確認する検査です。
この検査には適期があり、早い時期に検査をしてもうまく検出できないため、当院では4月20日ごろから、投薬開始の5月20日頃までを推奨しております。
ただし、
- 前年度12月上旬の最終投与まで確実にお薬を飲ませている
- 昨年の投与期間中に一度も飲ませ忘れがない
以上の条件に当てはまる方は、狂犬病予防接種の開始期間となる4月1日から検査可能です。
4月1日~6月15日まで、春の健康キャンペーンを実施
フィラリア検査で採血した血液で、健康診断としての血液検査(完全血球検査、血液化学検査19項目)をキャンペーン価格で、さらに、同時に抗体検査(ワクチチェック)をご希望の方は、抗体検査を10%OFFで実施できます。
4月1日以降は狂犬病予防接種とフィラリア検査&健診、抗体検査を全て同日に実施することができます。下記、期間表をご参考にしていただければと思います。





