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キャットタワーのススメ

      2017/04/01


肥満は病気です

 
いきなりキツいタイトルですが、
以前、某フードメーカーさんの体重管理用フードに使われたコピーです。

先日、とある勉強会に参加した時に講師の先生が、
現代の犬猫のほとんどは肥満傾向にあり、肥満が原因となる病気がとても多いと言っていたのですが、
それは実際に診療をしていて、とても実感することでした。

肝臓などの内臓疾患、呼吸器疾患、皮膚疾患、血液疾患、
関節疾患、神経疾患、糖尿病など内分泌疾患やストレス性疾患、
どれをあげても肥満と関わって起きる病気が必ず含まれています。
 

室内飼いの弊害

 
大型犬や運動能力の高い犬種の室内飼いに対する意見としては、
ここで話していると終わらないのでまたいずれ・・・ということにして、
今回は室内飼いの猫ちゃんの運動不足について。

猫じゃらしで遊んだり、おもちゃを投げたりして、
毎日運動させていますよ!という方も多いと思います。

ですが、お外で暮らす猫ちゃんとの圧倒的な違いは上下運動の少なさ。

杉並区宮前にある動物病院 犬猫の診療 駐車場あり クレジットカード利用可
ヤバいですねこれは・・・。うちの猫です。

 
若い猫ちゃんはテーブルの上に登ったり棚の上に登ったりするとは思いますが、
自分の必要に応じて登ったり降りたりするので、
飽きてしまったり億劫になってしまうとその行動もしなくなっていきます。

ですが、お外で暮らす猫ちゃんは、塀や屋根に上ったりすることもありますし、
あるときは目的地に行くために高いところに登る必要があったり、
またあるときは敵から逃げるために必要だったり、
必然的に上下運動をする機会が多くなりますから、
室内飼いの猫ちゃんたちよりも断然、運動量が違ってきます。

上下運動は全身の筋肉を使い、腹筋も使うので、
お腹のお肉が垂れている・・・なんてことにはならないのです。
 

キャットタワーを活用しよう

 
そこで、室内飼いの猫ちゃんの上下運動に役立ってくれるのがキャットタワー。

最近では家の梁を利用したキャットウォークなんてものもありますが、
新築をお考えの方ならともかく、これはなかなか費用面でも厳しいので、
手っ取り早く運動のために何か取り入れるとすれば、はやりキャットタワーでしょう。

キャットタワーを置くスペースがない場合には、
ご自宅で棚などを工夫して安全に使えるのであればそれでOK。

棚の上には危険なものを置かないようにして、着地部分は滑らないようにしましょう。

ねこタワー専門店 キャッツデポさんは、32種類以上のオリジナルキャットタワーを揃えています。

見ているだけでも楽しいです。

専門店と書いてありますが、爪とぎなんかも扱っています。

もちろん、Amazonや楽天などでもたくさん取り扱われています。

 

理想的には、天井から床まで固定できるタイプのほうが安心ですが、
土台がしっかりしているものであれば据え置き型でも倒れる心配はないので、
滑らない、倒れないを前提に選べば良いと思います。

棚を利用する場合には滑り止めマットなどを上手に使いましょう。
 

キャットタワーに登らない時のコツ

 
キャットタワーを買ったはいいけれど全然登ってくれない・・・ということもあります。
買っただけで放置するのは意味がありません。

タワーに登る楽しさや、必要性を持たせてあげてください。

例えば、猫じゃらしなどで遊ぶ時にタワーを利用したり、
フードをタワーの高いところに置いてみたり。

ちょっと太っちょの猫さんは、最初はなかなか登らないかもしれませんが、
下の段から徐々に高いところに誘導して、
体重が少しずつ軽くなれば動くのが億劫でなくなり、
自分から登るようになったりする日が来るかも。
 

関節炎が心配な猫や老猫は注意

 
猫ちゃんに運動をしてもらう時に注意しなければならないことがあります。

これはワンちゃんにも共通することですが、
過体重の状態で急に激しい運動をしないことです。

体重が重たいうえに飛び降りたり走ったりさせると、
関節やじん帯を痛めたりしてしまうことがあるからです。

また、スコティッシュフォールドやその交配種、最近流行りのマンチカンなど、
軟骨異形成の猫種は、激しい運動や飛び降りなど、
関節に負担のかかる運動は適していません。

老猫ちゃんも、すでに変形性関節症などで痛みを抱えていることが多く、
年を取ると高いところに登らなくなるのはそのせいです。

痛いのに運動させよう・・・というのは拷問以外のなにものでもないので、
お年寄りの子には穏やかな日々をすごさせてあげましょう。

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